2007年05月04日

澁澤龍彦幻想美術館へ行く

澁澤ちゃん.JPG
←パンフレットからも妖気が漂ってきそう・・

今年の黄金周は、中1日仕事へ行き残りはずっと休みです。
前半に3連休、後半に5連休。天気も申し分なし。
やったー!といいたいところですが、重病猫がいるので毎日付きっきりです。
この連休を持ち越せるかどうか?とかなり不安になりながらの介護。しかもぺり夫は休みなし。
かれこれこんな状態が2週間以上も続き、なんだか私の精神状態がおかしくなりそうになってきました。
おとといついに「ええーい、どこかへ行ってやる〜!まる猫よすまん。」と言い残し、埼玉県立近代美術館へ行ってきました。
上野の「ダ・ビンチ展」や六本木の「モネ展」もかなり気になったのですが、人が湧いている事を考え、静かなこちらの美術館に決定です。

今、こちらでは『澁澤龍彦-幻想美術館』を開催しているのです。
正直いって、澁澤龍彦の本はきちんと読んだ事がありません。
でも、彼の世界のイメージは子供の頃から親しんで?きました。

小中学生の頃、よく親が購読していた『太陽』というビジュアル中心のちょっとアーティスティックな雑誌をよく眺めていました。
時代はちょうど昭和40〜50年代。
まさに高度経済成長期の真っ只中です。
サラリーマン達は元気いっぱい。明るい歌謡曲がはやり、新幹線が開通したり、ビデオが出てきたり(魔法かと思った)、海外旅行が一般的になってきたり。
子供だったせいもあるけれど、どんどん世の中がパワーアップしていくさまは目を見張るほどでワクワクしていたものです。
そんななか、この『太陽』はその裏の世界、アングラで変化に背を向けて自分の城にこもる芸術家、明治大正のおもかげを残したままの町並み、隠れ家的なバーやストリップ劇場などの特集をしていて(もちろん、普通の明るい世界の事もあったけど)、いけない世界をのぞいているような気持ちになって見るのがひそかな楽しみでした。
そこによく登場していたのが、彼、澁澤龍彦。
それから金子國義、四谷シモン、唐十郎、池田満寿夫等々の面々。(記憶違いもあるかもしれませんが)
あらあらあら?、な方たちでしょう?
今回は、このような澁澤龍彦に関係のある方々の作品が一同に帰しているという事で、あの子供時代の気持ちを思い出そうと行ってみたのです。

いやもう、期待通り。そっくりそのまま私の中の『太陽』ワールドでした。
なあんて濃くて妖しくて後ろめたくて懐かしい世界なんだろう・・
前述した方々の作品はもちろん、外国の画家、デルボー、ダリ、マグリット、アンソール、ルドン、エッシャーなど、幻想画家、細密画家・・私好みの絵がたっぷり。
彼は、印象派のような線のもやもやしたはっきりしない絵画は好みじゃないそうです。ちょっと共感しちゃいました。

出典数が多く、最後の方はもう満腹状態になっていたら、最後の最後に四谷シモン作の『天使像』が!
亡くなった澁澤龍彦によせて作られた物だそうですが、身長が2mくらいあり、小さく区切られた展示コーナーの一番奥に光をあびてたっていたので、ものすごく衝撃を受けました。本物の天使みたい。シモンなのに、ちゃんと美しい衣装をまとって、ガーターベルトも赤い口紅もなく、どこからみても神聖な神々しい像です。
澁澤龍彦への思いがあふれているようで、静かな気持ちになりました。
四谷シモンの天使.bmp

歩きすぎて背中が痛くなりましたが、気持ちが豊かになって良い気分転換になりました。
この展覧会、5/20(日)まで開催されているので、ご興味がある方は是非足を運んでみて下さい。(妖しいけど)

埼玉県立近代美術館

★本日の学習★揺れるハート

連休中、お休み。
ラジオ中国語講座は聴いてます。
あとは、時間がある時に教室のテキストの予習復習。
posted by ぺりお at 09:38| 千葉 | Comment(6) | TrackBack(0) | 展覧会・美術展他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
えーーー!わたくしも本日行って参りました。
台湾留学生に誘われて。私が恐る恐るでも知りたい妖しい魅力に胸がいっぱいになりました。この世界にとっぷりと浸るとどんなにか気持ちがよいか?またどんなにか恐ろしいか?このような芸術家が生まれた時代はなんと素晴らしい、とつくづく感じました。
それにしてもとても空いていて、もっと時間がほしかった。(閉館5:30は早いですね。)
Posted by じんじん at 2007年05月04日 21:58
息抜きは絶対に必要です!!
私もよく息抜きしまくってます☆
Posted by しみじみ at 2007年05月05日 00:11
きのう、仕事したいです。
Posted by BlogPetの梵天丸 at 2007年05月05日 11:15
>>じんじんさま
すごい偶然ですね〜!
台湾の留学生の方は、日本文学の勉強をされているのでしょうか?
そうなんです。あの世界にどっぷりつかったらどれほどいいか、ですよね。いけない妖しい魅力があって、どうしても引っ張られてしまいます。
時代の狭間に奇跡的に生まれた世界だなあ、なんて思ってしまいました。
ここの美術館は、いつも空いているのでひとりでひっそりと雰囲気を味わいにいくのですが、5:30閉館とは知りませんでした。
ところどころにあるソファーが気持ちいいんですよね〜。
Posted by ぺりお at 2007年05月08日 22:02
>>しみじみさん
息抜きは本当に大事です!
ストレスを抱えると猫君たちにすぐばれちゃいますからね。(^_^)
頑張って下さいね!
Posted by ぺりお at 2007年05月08日 22:03
澁澤龍彦の話だよ♪
Posted by BlogPetの梵天丸 at 2007年05月12日 11:37
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